これから俺達は一体何をすれば良いんだ。 ダウンロード通知とサウンドセラピーを消す為の方法を見付けなければ… 俺はRUIの制服に着いている名札を見た。 【松田涙】 松田…? まだ一度もあった事がない父親の名前じゃないか。 ━ドクッ━……! 「アッ…!!」 「やっと見付けたのね?」 RUIの冷たい声が体に刺さる感じがする。 陸にもRUIの声が聞こえるみたいだ。 「結構驚いたみたいね?」 RUIは冷笑しながら声が近くなるのが分かった。