井上が明るいからと言って消して安心はしてはいけない。
そろそろ井上にも聞こえるはずだ。
RUIの叫びが…
「他に探す所無いのかよ~!」
陸が案内板を見ながら少しイライラしていた。
「もう廃墟になってるビルなんだから、潰れた場所何て沢山あるんじゃない?」
玲が髪の毛を弄りながら呟いた。
他にも潰れた場所があるなら、そこにRUIが埋もれてる…
嫌~そんな残酷な事はないかな…?
でも確かじゃない…
行く価値はあるかも。
「ハルカ、また独り言言ってる!その癖直しな?」
玲の事は気にしない。
今俺は思考回路、万全なんだから。

