ペンキ塗りのビルには陸と玲の姿があった。 なんだ。 皆意外にセッカチだな… っと独り言を言いながら皆の元へ着いた。 「ハルカが遅刻~!」 玲が俺を茶化してくる。 「速く中入るぞ」 俺は直ぐに防音室に入った。 井上の顔はまだ赤かった 「サナ、顔赤いけど大丈夫?」 玲が井上に話しかけた。 「大丈夫だよ…!気にしないで!!」 井上は俺が話しかけて来ない限り、向こうからは近づいて来ないだろうな。