長く退屈な学校生活は終わり、俺達は始動する。 俺は1人でビルに行こうとした。 何か最近1人になりたい気分になっていた。 でも絶対誰かがついてきた。井上だ… バスのドアが閉まるか閉まらないのか寸前で井上がスルッと乗車してきた。 井上は俺を見つけて微笑んだ。 1人の時間が奪われた… 「良かった~1人だったら心細かったよ…」 井上が少し息を切らしながら俺の隣の席に座った。