Ⅹ#Sound.t.DL


別に良い人とは絶対に思ってはなかった。

ただ話が上手いっていうか、コミカルだった。


「あんな会話が出来る人は凄いとは思ったけど…」


言葉が詰まった。
結局、寺島を信用していたのがホントだと分かった。

寺島が死んだ事を信じたくない、その文から俺は寺島が死ぬ事を恐れていたかも知れない。


「まっ、途中まで寺島を尊敬してたのは確かさ。」


「ハルカさぁ~何でも過去にするのを辞めようよ~」


やっと車内で和やかな雰囲気が戻ってきた。

井上も俺達の会話を聞いて笑ってた。