Ⅹ#Sound.t.DL


何分か経ち、救急車は来た。

陸は寺島を抱き抱えながら一緒に病院に行った。

俺達も後からタクシーに乗り病院に行った。


「陸、何気凄いよね」


玲が始めに喋った。

俺はただ頷く事しか出来ない。

俺は一体どうしたんだ?
気分が悪い…

何か重い荷物がのし掛かってる感じだ。


「ハルカ、もしかしてショック?」


玲が俺の顔を覗きこんで来た。


「ハルカって寺島さんの事、好きだっんだね」


「何が言いたいんだよ?」


「寺島さんの事、良い人って思ってたんでしょ?」


玲がクスッと笑った。