「速く…速く開けろ!!病院に行かなきゃ!!」 陸にはまだ希望があった 寺島はまだ生きてるはずだと… おそらく、寺島に死を信じたくなかったのだろう。 「陸…!?」 陸はそのまま寺島の入ってるトイレに飛び込んだ。 そして中から鍵を開けたて、陸は寺島を抱き抱えた。 寺島の姿に俺達は言葉を失った。 陸は目から涙はなかった 「速く病院に行くぞ!!救急車呼べ!!ハルカ、急げ…!」 俺は慌てて救急車を呼んだ。