「寺島、貴方は…」
「そうだ。三人目のルートは私だ、親友でも仲間でも恋人でもない…」
だから情報が全くつかめなかったのか…
「貴方はダウンロード通知を受け取ったんですね…?」
寺島は頷いた。
「…寺島とRUIは親子なのか?」
聞きたくて、
聞きたくなかった。
ホントの事だったら寺島は娘から殺されると言う事なのか…?
「大事な子供さ、まっ娘から殺される何て思わなかったけどね?君達は何て作業が遅いのか…」
「どうゆう意味ですか?」
井上が寺島の諦めの声に疑問を抱いた。
「今から数分で分かる事さ…君達に任務を託したのがいけなかったのか?」
寺島はそう言って、煙草に火をつけた。

