寺島の話など聞いてられない。 俺は叫んだ。 「速く出てけ!」 でも寺島は笑ってる。 一体何がしたいんだ?? 「私の命が残り少ないと言うのに、冷たいな…」 「人を殺そうとするのは誰なんだ…!!」 井上は辞めて、と俺に耳打ちする。 「それは皆でRUIの所に行きたかったからだよ…」 「何、意味分からない事言ってるんだ!」 寺島は携帯を出した。 「RUIのピアノの演奏は素晴らしかったよ、丸で神だ…私が育てた子の中で一番だ…流石、私の子だ…」 寺島はピアノのサウンドセラピーを流した。