Ⅹ#Sound.t.DL


RUIはパッと俺の首から手を離した。

俺は床に落ちた。

RUIは俺を睨みながら言った。


「絆で固く結ばれてるとは限らないけど…貴方には守護神がいるのね…」


「当たり前だ。仲間なんだし…」


RUIは舌打ちした。


「いつまでも絆と言う幸せが続くとは限らないわ。もし、彼女が死んだらどうするの?貴方は生きていけるの…??」


RUIは最後に悲しそうな顔をして消えた。


「RUIは確かめてるのか?」


俺はRUIが立ってた所を見つめた。


「何を…?」


井上が聞いた。


「俺達がどれ程助け合いが出来るのか確かめたんだな…」


「それから、RUIは私達を羨ましがっていた」


「そうなのか?」


「じゃなきゃ、RUIはハルカを殺さなかったはず…」


井上は優しく微笑んだ。