俺の体は軽く宙に浮いていく…
「RUI、嫌!!辞めて!殺さないで…!!」
井上は俺の腕を強く引っ張ってくる。
でもRUIの力には勝てない。
「貴方が余りにも心臓が強いから窒息死にしようか?」
RUIは俺に笑いかけた。
それは余りにも残酷で目が笑ってなかった。
RUIの手に力が入る。
俺の首を締める。
抵抗は出来ない…
金縛りになってしまった。
苦しいはずなのに…
苦しくない、何でだ?
「何で死なないの…!!」
RUIはかなりの力を入れていた。
「RUI!離しなさいよ!!貴女の手じゃハルカは死なない…」
井上は真剣な眼差しで俺の腕を握る。

