Ⅹ#Sound.t.DL

バタンッ…!

防音室のドアが閉まった。
俺と井上の鼓動が一気に速くなる。


「嫌…RUIなの…」


「分かる様になったんだ!」


━ドクッ━………!


「あぁぁ…あ!」


RUIだ。RUIが来た…
俺は心臓の痛みに膝を曲げた。


「RUI辞めて…!!」


井上が叫ぶ。


「ずっと私を探してて見つからない何てバカみたい…」


RUIは冷たい声で井上に言う。

RUIの姿は見えない。


「一生ここにいたら?私がどれ程孤独を味わったか、分かる筈よ?」


RUIは声を高々に笑った。


「アハハハ!二人だから、寂しくないっか!それとも消えさせちゃう??」


RUIはいきなり姿を現し、俺の首を掴んだ。