井上は防音室に飾ってある大きな鏡をみつめた。 「井上どうした?」 「RUIが私達を見てないか、確かめてるんだ!」 井上は鏡で後ろをじっと睨む様に確認した。 物から通して見ると怪物に殺されない、っという話を聞いた事があるからきっと井上も其を知っているんだろうな。 「ヤッパリ見えないや…」 井上はシュンとなった。 次に井上はグランドピアノを蓋を開けた。 「…汚い!」 ピアノはカビや埃、蜘蛛などか引っ付いていた。 汚い。