「自分自身の事ちゃんと考えて、賭けをしたつもりだよ?」
俺は静かに言った。
玲を冷静にするために。
「そうゆう所が馬鹿なの!
命を犠牲にしようとしてるのが嫌なの?」
「お前こそバカか?良く聞け、傲慢に聞こえるかも知れないけど、これでも俺は仲間を傷つけない為に…」
「仲間仲間仲間仲間言わないで!!!」
玲が叫びだした。
「私はね、ハルカがボロボロになって欲しくないの…
大人みたいな責任とれるような事言わないで、自分を見直したら?」
玲に言われた事は分からないでも無いが…
ただ自分を犠牲にするなっといっているのだろう。
でも仲間の命が危ないと言ってるのに自分を守るのはおかしいだろ?
仲間を守る為に、いずれ自分の事さえ犠牲になる時はある。
俺は玲に言われた事を少し流し気味に話の話題を変えた。

