俺は顔を引っ込めて言った。 「寺島さんは俺を刺した人を知ってるんですね?」 「勿論。私が愛してる人が誰か、どんな人か分からない君何て、いらないさ…」 「何で俺を殺そうとしたんですか…」 鼓動が寺島に聞こえる程、高鳴ってきた。 「似てるからさ…後、仲間の事だけで命を救おうとするのが釈に触ってね?」 「じゃ、何で俺をいつも貴方の傍に置いたんですか?」 「…確める為だよ?」 「何を?」 部屋は冷たく俺達を包んだ。