「何が同じだって?」
一応聞いてみた。
「先輩が死ぬ前の指の色と似てる…」
「本当…?」
陸が心配そうに聞いてきた。
「美帆ちゃんね…もうピアノのサウンドセラピー全部ダウンロードしちゃったんだって…」
井上は下唇を噛んだ。
「待ち受けは…??」
「落としてる…携帯の待ち受けにしてる!!」
井上の目が潤んできた。
「泣くな?落ち着け。何か神崎が変わった事でもあったのか??」
俺は井上を宥め、落ち着かせた。
井上も漸く泣き止んだ。
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