「私はもう楽器を弾く事が出来ないのよ…なのに、こんな下手な趣味で弾いてる人が平凡に楽器を楽しむのが……」
RUIは目から大量の涙をながした。
「…許せない、私は指を切られたのよ…大事な、大事な楽器を弾くための指を切られたのよ!!!」
RUIはとてつもない叫び声で泣き出した。
「…指を1本切られた9本の指で、閉じ込められた練習場の中で、誰かを待った。
でも誰も来ないの…
だから9本の指で私は楽器を弾いたの…待ってたの、ずっと……誰かを…」
RUIの姿はスウッと消えていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…