Ⅹ#Sound.t.DL


RUIも少し涙声になったのが分かった。


「そんな過去の辛い事を貴女に話さなきゃいけないの?」


「RUIに、もう人を殺して欲しくないの!!」


「復讐と言う言葉を分からないの?私がどれだけ辛い目にあったか分かる…!」


RUIの悲しみは怒りに変わっていた。


「だからって傷つけられたRUIが何でもやって良いとは限らないでしょ??」


急に井上の体が浮き上がった。


「井上…!!」


「私に口出しするなんて、かなりの度胸ね?まっ、吹奏楽部だから許せないだけでしょ??」


姿が見えないRUIは冷笑して井上の首を絞めていくのが分かった。