「フフッ、貴方ってホントに邪魔されるわね?」
RUIの姿は無く、ただ声だけが聞こえる。
井上にはRUIの声は聞こえない。
「俺を刺したのは、RUIの仕業なのか?」
俺はRUIの声がする方向を睨み付けた。
「答える訳無いじゃん、面白くない…」
RUIが冷笑した。
「とにかく、早く私を見つけたら?友達が死なない様に!友達の命は後6日…」
「お前を見付けても、サウンドセラピーは止まらないんだろ?」
分かってる。
RUIを探してもサウンドセラピーが止まらない事を…
RUIが持っている何かを止まらなければ永遠にサウンドセラピーは人を殺す。

