俺は飛び起きた。 「ハルカ君!大丈夫!??」 井上が俺の手をずっと握っていた。 やはり腹に刺された傷口は傷んだ。 「俺、変な夢を見た…」 そう。 丸でRUIの気持ちと俺の答えがごちゃ混ぜ見たいな気持ち悪い夢を見た。 「ハルカ君、怖かった…」 「怖かった?」 井上の目が急に涙目になった。 「何か誰かに連れて行かれそうな感じで、無表情なのに、戦ってた」 井上は言葉で何て言えば言いか分からない感じだった。