開かない…
開かない…
開かない…
段々俺はイライラしてきた。
「この野郎!!!!!」
馬鹿力で何とか開いたが部屋は自棄に煙かった。
「…ダマレ、シズカニ……」
「ヤメテ…ナンデクルノ…?」
男女の言い争う声みたいのが微かに聞こえる。
「タッタッタッタッ…タッ…」
「ウワッ…?!」
俺に誰かが抱きついてきた。
誰かは分からなかったが必死に何か俺に言っていた
「タスケテ…オネガイ…シンジャウ……シンジャウ…」
俺の体は刃物で引きちぎられそうな痛みで何も出来なくなった。
「…シンジャウ…タスケテ……」

