「まぁ、そうですね色々と気になる事とかあったり」 「何かあったんだね??」 「あったと言うか…」 眼鏡から覗いてくる寺島の目が怖かった。 「話しなさい」 RUIが死んだとは言えない、だからといって黙るのも罪悪感が残る。 「ヒーローが逃げてしまうのかい?」 俺はヒーローじゃないけど。 「RUIの事でも良いから」 寺島が俺の口から話す言葉を受け入れる事が出来るなら… 「どんな事でも良いから話しなさい」 貴方には話します。 RUIの真実を……