俺も小さく体を丸めて窓から侵入した。 事務所は勿論誰もいない 寺島はすぐにRUIを探した。 「RUI…RUI!!」 ━━ドクッ━━…… 痛い…今までで一番痛いかもしれない… 寺島は必死にRUIをさがしている。 「貴方は何処まで足を踏み入れる気なの??」 またあの女性の声だ。 絶対RUIだ… 「まだRUIだなんて決めつけない方がいいよ? RUIを見付けてから私って決めたら?」 酷く冷たい声が俺の体に刺さる感じがした。