イマジン

ロビンとクリアは時をさ迷う


過去と未来がミキサーにかけられ、
そのままぶちまけられてしまったかのような、

混沌の世界。


進むべき道も分からない。
通りすぎた道、これから歩む道、
つねにとどまることなく、
水にたらした絵の具のように変化
する。


確かめられるのは、今。
互いの呼吸だけだ。


「こんなこと言うのは
恥ずかしいんだけど、
俺、ここ独りだったら気が狂ってた
だろうな。
」



「それはお互い様です、ロビン。
」


「はは、そうだな。
しかし、まいった、これは。
どこにもよりべがない。
歩き続けるしかない。
」


「私たちが今の姿を留めて

この世界に存在できていること
さえ、奇跡のような気がしますね。」



太陽がせわしく昇り沈む海を歩いていた、と思ったら、
いつのまにか長い廊下に足がつく

回廊が歪んでいく。いや、
捻れているのか。

捻られて先が細くなった回廊の先は、
暗闇でなく、光が灯っていた。

あれは、蝋燭の焔…人か?―――


漂うなかで、ようやく世界の中心
をみた気がした二人は、
急いで光へと向かう。