イマジン

よちよち
おっとっと。

ぶらー
おっとっと。

うあああああ!

ああ、ミルクですか!?はいただいま…

なんてことだ…この子は、
私がいなければ 死んでしまう



私が守らなければ…
この子を立派に育てて見せる。
そのためなら…
そのためならいくらでも私の魂を捧げよう。ロボットにやどった魂だ。いくらするのかはわからないが…



ねー、おじいちゃん。

はいはい、なんでございましょう

ああああああ

おやおや

どうなされたので?


くるしいの。くるしくてたまらないの。頭が痛い…パパとママ…どこかにいっちゃうの。私を置いていっちゃうの。もう、パパの顔だんだん思い出せなくなってきた。



このこも私のように記憶を消されていた。
父の記憶、母の記憶。



私たちは記憶をなくした。


でも、イメージは残った。身体と魂に浸透したイメージ。私たちは決してイメージは忘れない。

父のイメージ、母のイメージ。


そうです。記憶を消されても、どうして悲しみが消えましょうか。どうして寂しさが消えましょうか。お嬢様…私が母です、私が父です。これまでも、そしてこれからも。私と一緒に泣いてください。


ロボの涙


涙がつたい、過去の風景へ 一緒にすごした風景。

おじいちゃん…



ひとりで酒を飲む男
夜空をバックに