イマジン

「オリーブよ」

「なんでオリーブ?陸があったのか?」

「いや、なんとなく…」

「我が国特製のプルプルウォータ!どう?」


「なんかスーパーで安く売ってる
輸入品のお菓子みたいな味だな」


「銀の龍?」

「命を司る龍。
ずっと独りで暮らしてたの。
龍は神様に遣えるから。

でも今は私達の力になってくれる…そうでしょ?」

「シュル…」


「ガタンゴトンタタントトン…タタンタタン…トトン?」



「これはどうやって動いてる?」

「知らない。」

「知らないのに使っているのかよ。
俺だったらやめるね。」


「じゃあ逆に聞くが、明確な
因果をきちっと説明できる
ものがどのくらいある?
自分のからださへ、どうやって
動いてるのかわからないんだ。」


晴れ晴れだ


じゃああのかげは…

私達の楽園をつくるときにできた
醜悪の塊

もっとくわしく言えば、
人間がかってに醜悪とした
ものの塊


だから、狂ってしまった。