イマジン

よし、



まず聞くが、ジャック、バージル、このいし、なんだと思う?


…ただの石には見えませんね。深海のように暗く底が知れない。それでいて温かいような…


全くもって素晴らしい、実はね、この石は、神の石なんだ。様々な世界を繋げた「世界」ミルキーウェイ…。この途方もない銀河に共通するべき理が刻まれている…はずだ。


???どういうこと?


ものはためしだ。ジャック、この石を叩いてみてくれないか。


いいけど、ぶっこわれても知らないよ。


ジャック、石を叩く。

宇宙、ほしぼしの流れ



どうだ?神はびくともせんだろう。この世の理は強く完璧だ。そして、ジャックからの仕打ちに嫌な顔ひとつせず、こうやって君達に、恩恵を与えてくれる。愛だよ、愛。


話がまったく見えてこないのですが…


ああすまないね。

つまり、きみたちにこの石の解読をしてほしいんだ。


か、解読?ばかな、これは…言葉ではないんですよ。解読のしようが…


おいおいなにを言ってるんだ、言葉なんかよりよっぽどおしゃべりだぞ、この石は。現に、ミルキーウェイの外側、宇宙の内側を見せてくれたじゃないか。
いいか、石とコミュニケーションをとれ。さっきみたいに叩いてもいいし、優しく触れてみるのもいい。そして見て聞いてみろ。なめてみたり、匂いを嗅いだりしてみろ。石は雄弁に語ってくれるだろう。そして語る言葉すべてを記録しろ!この世の理を解き明かすんだ!


…こういうスピリチュアルなことは、あなたたち人間の方が得意でしょう。なぜロボットの私に。


我々では無理だったのだ。私にも無理だった。だからバージル、お前をつくらせた。正しい魂と、正しい知性をかねそろえたロボット、それと、世界の純粋意思として生まれた「人間」。君たちならきっとできるだろう。