イマジン

霧は晴れ、美しい庭園が姿を現す。



「すごいな…どうやった?」

「祈りを捧げました。天に。」

「いや、そうじゃなくて…」

「?」

「まあいい。説明できるものじゃ
ないのだろう。」


クリアの案内のもと、お爺様に挨拶することになった青年。


「これは…」


お爺様を見て一目でわかった。
これはおおよそ人間ではない。
無機質な、機械そのもの。
ロボットだ。

「はじめまして。」



「あ、ああ…」

「私はギルティスパーク。私は、
ずっと待っていました。あの
切り立った壁を越えてくる者を。」