前半戦は3-0で終わった。
あたしは給水とタオルをスタメンに配って、
擦り傷をした人の手当てをしていた。
そしてあたしはそれを終えると萩原先輩と山下先輩のもとに行った。
「お疲れ様です!」
「おう!このまま行けば0点で抑えられるかもな。今日優の調子良いし!」
「お前だってシュート決めてるし調子良いだろ。」
3点のシュートのうち、2本は山下先輩、1本は萩原先輩。
この2人はチームの要と言ってもおかしくない。
サッカー界で目を付けられてるくらいだしね。
今日も観客すごいな…
黄色い声が凄いもん。
きっと先輩のファンだらけだろう…
「集合するぞ!」
「「はい!」」
あたしは2人の背中に向かって「後半も頑張って下さい」と言った。
そしたら2人は振り向いて「「任せろ」」と言って走って行った。

