希美の家に着いて、萩原先輩がドアを開けると
希美と希美のお母さんが迎えてくれた。
「いらっしゃい!」
「遅いよー!待ちくたびれたよー」
「こんばんは!
部活終わってすぐ来たつもりだったんだけど…ごめんね。」
あたしは靴を脱いで「お邪魔します!」と言うと、希美の後について部屋に入った。
希美の部屋は白でまとめられてて
女の子のわりにあんまり物を置いてないシンプルな部屋で
ザワザワしてないから好き!
強いて言えば、壁に中学の頃バスケしてたから
その時のユニフォームと寄せ書きとカレンダーがあるくらい。

