『…待たせちゃってすみません。』
すでに外は真っ暗だった。
部活してた時は確かに暗かったけど、
ライト付けてたからあんまり感じなかったからかやけに暗い気がする。
希美に感謝だ。
こんな中1人で行くのは不安だ。
『いいよ、そんな待ってないし。じゃあ行くか!』
『はい!』
あたしたちは希美の家に向かって歩き出した。
帰り道先輩は『希美の奴、ほんと俺のこと兄貴だって思ってねーからむかつく!』
と大きな声で言ってて
それからあたしが話しやすいようにたくさん話を振ってくれて
いつもの先輩と違う一面が見れて楽しかった。

