「本気で言ってるの?」
「…はい。ごめんなさい。」
「だったら俺の顔見て言って」
どうしても信じられなかった。
俺の連絡返さない間に杏が他の人と付き合いだしていただなんて。
「あたしは今の彼のことが好きなんです。だから…だからあたしはもう優とは…付き合えません。別れてください!」
真剣な顔で話す杏、杏は言い終わると泣きながら俺の家から出て行った。
もう何も言えなかった。
呆気ないな…
今でもこんなに好きで好きでたまらないのに。
部活のことで付き合えないって言われたら何か手を打とうと思ってたのに。
他に好きな人ができるだなんて考えもしなかった。

