「こんなこと言って本当にごめんなさい。」
「いいよ。でも条件がある。将希(希美の彼氏)のお兄さんがこの間彼女いないって言ってたから将希を通して頼んでみるけど、
本当に一時的な彼氏であって優先輩が引退したら本当の気持ちをちゃんと優先輩にぶつけること。
別れて気まずくなっても最後までマネージャーの仕事はやり続けること。」
真面目な顔をしてあたしを見つめる希美。
あたしはコクンと頷いた。
「まーいくらイケメンな将希のお兄ちゃんであっても好きになることはないから大丈夫だと思うけど。」と笑いながら言う希美。
「うん。今でも本当に優のことが大好きだもん。」
「知ってるよ、中学生の時から隣で見てきたんだから。この選択だってちゃんと考えて決めたことだって分かってるんだから。」
「希美ー!」あたしは大きな声で呼びながら抱き着いた。
「はい、そこまで!」
あたしと希美が振り向くとドアを開けてこっちを見る萩原先輩の姿があった。

