青空ライン





『な…なんでも…ないです。』



お願いだから…



こんな顔見せらんないからどっか行ってください!



『水…流れてるよ。』



あっ!



忘れてた。



あたしは条件反射ですぐに顔に覆ってた手を外し、水道の蛇口を止めた。



そして…水を止めてから気付いた。



い…今絶対顔見られちゃった。



あたしは慌ててまた手で顔を覆った。