青空ライン





ーーーーー…



涙が止まって顔を上げてみるとあの2人の姿もうなくて…



近くにある時計を見るとお昼をちょっと過ぎてて



観戦に来ていた人たちも試合が終わったのか人が少なくなっていた。



…あたしも帰ろ。



試合みたかったな…



でもこのままじゃ、帰れない。



きっと顔が泣いたから悲惨になってる。



せめて顔くらい洗わなくちゃ…



学校の中にまた入って先生と鉢合わせして恥ずかしい思いをしたくなかったあたしは



人影の少ないグラウンドにある水道に向かった。