「…分かったよ。ちゃんと授業出て、受験も絶対合格してみせるよ。今の時間は自習だから安心して。」
「そうですか…」
とりあえず良かった。
授業じゃないみたいだし。
「それから話戻して、確かに二ノ宮は優が返事した言葉を聞いちゃったけど
でもそれはどういう意味で言ったのか優自身に聞くべきだよ。
それでもし、他の人と付き合うとか言い出したら俺の所においで。
まーそれはきっとないだろうけどね。
今は聞いた言葉だけを信じたくなっちゃうけど、優自身のこと信じてあげて。」
そうあたしに告げると、部長は優しく頭を撫でてくれた。
「先輩自身を信じる…」
そうだよね。
あたしが信じなくて誰が先輩のこと信じるの?って感じだよね。

