side 優
引退式の日ようやく杏と付き合うことができた。
勢いで合鍵まで渡してしまったが1度も部屋に来てくれることはなく
付き合ってからも当たり前のように毎日部活で1度も2人切りで会えてない
そして、気づいたら夏休みが終わり、2学期が始まっていた。
だから連絡はたまに電話するくらいでこれ本当に付き合ってんのか?って感じだ。
一方の杏は毎日部員ににこにこしながら仕事をこなしてて俺が嫉妬してることすら気づかない。
あーもう!
杏のことばっか考えすぎて頭爆発しそう。
近いうちに部屋に呼んでゆっくり話そうと思っていたそんな矢先のことだった。

