どうしよう… どうしたら… でもこれしかないよね。 あたしはギュッとこぶしを握り、 「あたしが、あたしが部活辞めるのでこのことは他の人に言わないで下さい。」 あたしは必死に部長に頭を下げた。 お願い!お願い! どうかあたしが消えるから許して下さい。 返ってきた言葉は 「おい!二ノ宮ちょっと待て!落ち着け!」 といかにも焦った声が上から降ってきた。 そしてその声を聞いてあたしは頭を上げた。