「二ノ宮がピンチになったら俺が助けるよ。」
と先輩が言ってくれた。
「本当ですか?」
と確認してみると、山下先輩はあたしから目線を外して
「あぁ!任せとけ。」
と照れくさそうに言った。
「ありがとうございます!」
あたしは先輩に笑顔でお礼を言った。
それから集合の指示が出てあたしたちはみんなの元に向かった。
そしてあたしは半分宮川先生の話を聞きながらさっきのことを思い返していた。
ピンチの時に助けてくれるってなんかヒーローみたい!
だけどよくよく考えてみたら先輩はもうヒーローだったのかなって思う。
倉庫に閉じ込められた時だって助けてくれたし
ギャラリーの先輩にもちゃんと言ってくれた
あたしも先輩の役に立てたらいいのに。

