「二ーノ宮!」
あたしがみんなにタオルを配っていると、後ろから呼ばれた。
振り返らなくても誰だか分かる。
この声を聞けばどんな顔をしてるかも分かる。
振り返ると満面の笑みをした山下先輩がいた。
「お疲れ様です!どうぞ。」
あたしは山下先輩にタオルを渡した。
「サンキュ!今日は二ノ宮のおかげで本当に頑張れたよ。」
「それは良かったです!途中ヒヤヒヤしましたけど本当に勝てて良かったです。」
今冷静に話してるつもりだけど、
先輩と話しててドキドキするのと
朝のこと思い出してドキドキするので
心臓がおかしくなりそうで本当にやばい!
心臓がうるさいよ。
どうかこのドキドキが先輩に聞こえませんように。

