どうしたら起きてくれるんだろ。
でもこんなにじっくり見たの初めてかも。
「あたしの気持ちなんてちっとも気付いてないんだろうな」
今だってこんなに好きで好きでたまらないのに。
「んー」
え?もしかして先輩起きた?
「山下先輩?」
「誰?」
と目を眠そうに擦りながら呟く先輩。
か…可愛い。
「んー二ノ宮?」
「はい!あ、先輩起きました?もう朝練始まってますよ!」
「え?まじで!やっべ!今日なのに!」
と急に飛び起きた先輩。
あー起きて良かったよ。
あたしは先輩が着替えてる間自分の部屋で待っていた。
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