「ちょっと!希美そんなの無理だよ。お願い、違うのにしてよ。」






「だーめ!だって今日杏、試合終わった後優先輩と話してないって言うし。それに、自分の世界に入って私の話さっぱり聞いてくれなかったし?」





と悪戯な笑みを浮かべて話す希美。





「嫌だよ。あたしの心臓持たないもん!」




ほんとだよ!




最近ちょっと話すのだって、意識しちゃって前みたいに普通に話せない。





「じゃあ、さっきの許さない♪」





「そんなあーー!希美の意地悪。」





「別に杏から優先輩のこと誘ってって言ってるわけじゃないし、それに家に来て一緒にごはん食べるだけなんだから。はい!決定!」





と勝手に決めて誰かに電話し始めた。




んーもう!



希美はこーゆう時本当に強引なんだから。




でも部活以外でも先輩と一緒にいれることなんて今まで1度もなかったからちょっと楽しみ。