未練なんかありません。みたいな
私も好きじゃありません。みたいな感じで、強がってしまったから。

「好きな人でもいるんだよ。」


「まあ。早く元気だしなさいよ。」


「はい…」

サバサバしてる愛菜は私の親友。いつも、話を聞いてくれる。いい人



「宮澤さん…。あのっ!!」


可愛らしい女の子が話しかけていた。

「私、4組の田島 みいなです。あの、宮澤さん…今日私に付き合ってもらえませんか?」


顔を真っ赤にして、早口で私に言った。


「えっと。構いませんが…」


パアッっとにっこり笑って私の手を握った。


「ありがとうございます!」