「じゃあ、私はもう行くよ。」


立ち上がって手を振る。


「そうか。俺達、これからは前みたいな友達になれるよな。」


「うん。なれる」



嘘。絶対になれないよ。
なれるわけないでしょ…?

でもそういってくれたのは、彼の優しさ。


そんな優しさ私には、いらないのにさ。