――――――――――*
「じゃあまたね。」
愛菜とみいなに手をふった。
あのバカ男きっとまだ怒ってるだろうなあ。
でも、本当のことだし、いいよね。
良い気味だわ。
風が強く吹いた。
「さむっ」
もう秋なのか…
あいつを思い出すな
悲しい
無性に今一人でいることが本当に悲しい
たくさんのカップルとすれ違う
幸せそうで…。
私ってば、未練たらたら。
自分で笑えてくる
まえをみて歩き出した。
一瞬でこの道を通ったことを後悔した。
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