夏ももうすぐ終わる頃
彼が誘ってくれた花火大会…


「うわあっ!!きれいだね。」


「…な?来てよかっただろ。」


彼が自慢気な顔をしていった。

だけど、私は気づいているよ。
彼は私のことをもう好きじゃないんだ...



大きな花火の音が聞こえる

「あのさ、花…。」

深刻な顔をして私を見る。

「うん?何」


「もう、終わりにしようか。」

ほらね。やっぱり…


涙がでそうになった



「うん。わかった!いままでありがとう。」


にこにこ笑ってすぐ私は答えをだした。

だって、大好きな人の困った顔なんか見たくないでしょ??