「ヤバい…。これはマジでヤバいわ」
電話を切ると、美香の顔には相当な焦りが見えていた。
「ど、どうかし…」
「ごめんっ、みんな!今日バイト入ってたみたいで、今すぐそっちに行かなくちゃならなくなったのっ!」
手を合わせ懇願すると、急いで荷物をまとめて部屋を後にしようとする。
「えっ、美香ってバイトやってるの?!」
「ど、何処だよそれっ」
「ここからすぐそこにあるコンビニっ!じゃあ……由紀!行くわよっ」
「は?!なんで俺までっ…」
「由紀もバイトしてたのか?!」
「なんでそうなるんだよ!?俺はしてないっ…!」
無理矢理腕を捕まれ、美香と由紀は春の家を後にする。

