「……る…」
……ん…?
「ぉ…さぃ……る」
…誰か…呼んでる…?
……もしかしてっ!
「起きなさいっ、春!もうこんな時間なんだから、早く支度して降りてらっしゃいよ」
「あ、れ…?おばあちゃん?」
目を覚ますと、そこには少しお怒り気味のおばあちゃんの姿が。
夢…じゃ…ない?
「…会えなかった……」
「高校生活が忙しくて、体調でも崩したのかい?」
「あ、ううん!違う…。ごめんなさい、すぐ支度してご飯食べるね」
「はいよ。私は先に下に降りてるからねぇ」
「はーいっ」
ギシッギシッと、階段の音をたてながらおばあちゃんは1階へと降りていく。

