「おばあちゃんも、春のお友達を見てみたいしねぇ。それに、今朝の男の子もね?」
つけ込むように、おばあちゃんは最後にそう付け足した。
「な、なんで来るって…」
「さぁ、なんでかしら?」
相変わらずニコニコとしている彼女は、可愛らしいんだか何か企んでいるのかわからなかった。
でも、これで決まってしまったんだ。
「美香達に言わなきゃなぁ」
今のうちに部屋を掃除しておいて、いつでも来て大丈夫なようにしておかなくちゃ。
「あーあ。私だってみんなの家に行きたいよ」
1人虚しく呟いたが、もちろん返ってくる言葉はなく。
私は傍にあったものから少しずつ部屋を片付けていった。

