「おばあちゃん、何だったんだろ?何か思ったみたいだったけど…」
「さぁな…。ってか、今思ったんだけどさ、俺…春の家は知ってたけど、ばあさんには直接会ったことなかったな」
「そういえば…。いつも途中でバイバイしたきりだもんね?あと、私の家って結構狭いし…」
物置になってる部屋もあるくらいだし。
私はあまり、その部屋には立ち入らないんだけど……。
よくよく考えてみたら、遊ぶ時はいつも外出で、みんなの家には滅多に行ったことがなかった。
「次遊ぶ時は、俺は春の家に行きたいかな」
「え…本気っ?私の家そんな広くないよ?しかも、2人暮しだから掃除もままなってないし……なんにもないし」
うん、本当なんにもない。
きっと話してるだけで飽きてきちゃう……。
「大丈夫だって!……じゃあ、こうしよう。由紀達に聞いてみて、オッケーだったら春ん家な」
えっ……?
ええぇぇぇっ!!?
「ちょ、それ酷いよぉっ!」
にこっと笑う優太の笑顔は、もう私の家に行く気満々の様子だった。

